既存の Enterprise Team ユーザーの Enterprise Account

最終更新日 2022年01月27日(木)

組織で Enterprise Account のパブリックベータが使用されていたかどうかに応じて、ユーザーは、ダッシュボード全体にわたるさまざまな変更に気付きます。このドキュメントでは、これらのさまざまなエクスペリエンスと、何らかのアクションを実行する必要があるかどうかについて説明します。

Enterprise Account 機能の使用については、Enterprise Account カテゴリ​の他の記事を参照してください。

パブリックベータに参加した組織

Enterprise Account のパブリックベータに参加した会社の場合、Enterprise Account の一般提供によって違いは発生せず、アクションは必要ありません。

Enterprise Account を初めて使う組織

Enterprise Account のパブリックベータに参加しなかった会社には新しい Enterprise Account が提供され、そのすべての Enterprise Team が新しい Enterprise Account の下に一覧表示されます。新しい Enterprise Team を確認するには、ユーザーは Heroku Dashboard のメインメニューに移動し、そのメインの Enterprise Team と同じ名前の正方形のアイコンを持つ新しい項目を探すことができます。会社のすべての Enterprise Team にまたがる “管理者” アクセス権を持つユーザーには、Enterprise Account の “管理者” ロールが割り当てられます。これには、"View"、"Billing"、"Manage"、"Create" の 4 つのすべてのアクセス許可が含まれます。その他のすべてのユーザーには、最も制限された基本的なアクセス許可である “View” が割り当てられます。

ユーザーが Enterprise Account レベルの “Manage” アクセス許可を持っている場合は、Access​ (アクセス) タブに移動し、必要に応じて他のユーザーのアクセス許可を調整します。

各アクセス許可に関連したアクションは、以下の表​に一覧表示されています。

会社のすべての Enterprise Team に対する “管理者” アクセス権を持つユーザーは Enterprise Account の元の管理者として選択され、以前にアクセスできなかった情報へのアクセス権をあらかじめ取得することはありません。

複雑なケースが存在する組織

次のような問題のために、自動的に Enterprise Account を作成できなかった組織がいくつか存在します。

  • ライセンスを備えた複数の Enterprise Team が存在する
  • 組織内のすべての単一 Enterprise Team に対する admin​ アクセス許可を持っているユーザーがいない

これらのケースでは、Heroku Dashboard に表示されるバナーで示されているように、Heroku に連絡してすべての問題を解決することができます。

“共同作業者” アクセス許可のみを持ち、会社の Enterprise Account のメンバーではないユーザーにはバナーが表示されません。これは、Enterprise Account 内に存在する組織の正式なメンバーにのみ表示されます。

Enterprise Account のアクセス許可の表

これらのアクセス許可についての詳細は、「Enterprise Account Permissions and Allowed Actions​」(Enterprise Account のアクセス許可と許可されるアクション) を参照してください。

​アクション​  View  ​Billing​Manage​Create
​ユーザーがロールを持っている Enterprise Team の表示​X​X​X​X
​「Access」 (アクセス) タブの表示​X​X​X​X
​Enterprise Team の管理 (「My Teams」 (マイチーム) タブでのみ)​ ​ ​X​ 
​ユーザーの管理 (新しいメンバーの追加およびアクセス許可の編集)​ ​ ​X​ 
​「Settings」 (設定) タブの表示 (SSO の設定および管理、監査ログのダウンロード)​ ​ ​X​ 
​「Usage」 (使用状況) タブの表示および使用状況ファイルのエクスポート​ ​X​ ​ 
​Enterprise Team の作成、名前変更、削除​ ​ ​ ​X