gb を使用した Go の依存関係

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最終更新日 2022年01月26日(水)

gb は、その保守担当者によってサポートされなくなり、減価償却のためとみなされています。Heroku では、代わりに Go モジュール​を使用することをお勧めします。gb ベースのアプリケーションがある場合は、できるだけ早く Go モジュールに移植してください。

このガイドでは、gb​ を使用して Go アプリケーションの依存関係を指定するための Heroku のサポートを完全に利用する方法の概要について説明します。

gb​ は Go 向けの代替ビルドツールであり、プロジェクトの概念で動作します。gb​ プロジェクトは、アプリケーションをビルドするために必要なすべての Go コードのためのワークスペースです。gb​ は、他の多くのツールと同様に、外部プロジェクトの依存関係を vendor/​ ディレクトリにベンダリングします。プロジェクトのソースコードのすべて (vendor/​ ディレクトリを含む) を Git リポジトリにチェックインする必要があります。

gb を使用するコードをプッシュすると、Heroku はアプリケーションのいくつかの環境設定を使用して、Go のバージョン (heroku config:set GOVERSION=go1.5​) とリンカーのシンボル/値​を特定します。

GOVERSION​ が設定されていない場合、Go のバージョンはデフォルトで、Heroku によってサポートされている現在の最新リリースの Go バージョンになります。

gb の使用

gb をインストールまたは更新します。

$ go get -u github.com/constabulary/gb/...

通常の Go ツールとは異なり、gb​ ではプロジェクトは $GOPATH​ に存在せず、また存在すべきでもありません。gb​ プロジェクトは、src/​ サブディレクトリを含む任意のディレクトリです。

プロジェクトのコードは、パッケージに保存されます。これらのパッケージは、src/​ のサブディレクトリに存在します。これらのパッケージは、標準の Go ツール​と同じルールに従います。

依存関係の追加

  1. 新しい依存関係を gb vendor fetch <dep>​ します。
  2. アプリケーションのソースコードを編集して、新しい依存関係をインポートして使用します。
  3. git add -A .; git commit -m "Using <dependency>"​ で変更をコミットします。

ベンダリングされた依存関係の一覧表示

$ gb vendor list
github.com/dustin/go-broadcast    https://github.com/dustin/go-broadcast    master 3bdf6d4a7164a50bc19d5f230e2981d87d2584f1
github.com/gin-gonic/gin          https://github.com/gin-gonic/gin          master 52fcc5dbf6e94df33ad313858fb94b713e9d1b4a
github.com/manucorporat/sse       https://github.com/manucorporat/sse       master fe6ea2c8e398672518ef204bf0fbd9af858d0e15
github.com/manucorporat/stats     https://github.com/manucorporat/stats     master 8f2d6ace262eba462e9beb552382c98be51d807b
github.com/mattn/go-colorable     https://github.com/mattn/go-colorable     master 3dac7b4f76f6e17fb39b768b89e3783d16e237fe
golang.org/x/net/context          https://go.googlesource.com/net/context   master 78e1654ef40b8b993e3355307740b1cac8f1db20
gopkg.in/bluesuncorp/validator.v5 https://gopkg.in/bluesuncorp/validator.v5 master d5acf1dac43705f8bfbb71d878e290e2bed3950b

既存の依存関係の更新

  1. gb vendor update <dependency>​ のようなコードを使用して、イベントを表す sObject を作成して適切なエンドポイントに POST します。
  2. git diff​ (または同様のコマンド) で変更を検査します。
  3. git add -A vendor; git commit -m "Update <dependency>"​ で変更をコミットします。

使用されていない依存関係の削除

  1. gb vendor purge